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バンビル
HO(ホームオフィス)・ユニット集合住宅の入口周辺をもっと自由にしたい!

 今、東雲で公団の集合住宅の計画にかかわっている。私たちは、住宅の入口周辺をできるだけフレキシブルにつくりたいと思った。もし、ここをたとえば事務所やギャラリーのように使うのだとしたら、必ずしも鉄の扉にこだわらなくてもいいわけである。できれば透明な素材を採用したい。そうすると、従来までは入口周辺にあったサニタリーや台所のような水回りをできるだけ入口から見て奥のほうに(つまり窓側に)もっていきたい。そのほうが遥かに入口周辺が自由になるからである。そのもっとも条件のよいと思われているところを水回りにするという、従来とはまったく違う提案をしたのである。
 たまたま新潟でワンルームマンションの計画の依頼があった。そこで実験してみたらどうかと思ったのである。それを建設会社兼企画会社に話したところ、面白いじゃないかという話になった。絶対行けるというのが彼らの意見だった。実際、完成してすぐにすべての部屋が埋まってしまった。風呂場経由の採光はまったく問題がない。思っていたよりも遥かに明るい。この配置はホームオフィスのためのユニットとして十分に可能性があると思った。
(新建築2001.11より抜粋)
設計
山本理顕設計工場
構造
構造計画プラスワン
設備
団設備設計事務所
施工
吉田組
敷地面積
278 ㎡
建築面積
214 ㎡
延床面積
1565 ㎡
竣工
2001.5
備考
建築:吉田組
設備・空調:大二工業
電気:石橋電業
サイン:廣村デザイン事務所